【2025年版】電子カルテおすすめ比較25選!クリニック、病院、訪問・在宅医療、自由診療別に選び方のポイントを徹底解説
2025年7月30日

「どの電子カルテを選べばいいかわからない」「自院に合ったシステムを見つけたい」とお悩みのクリニック・病院経営者の皆様へ。本記事では、2025年最新版の電子カルテおすすめ25製品を、クリニック、病院、訪問・在宅医療、自由診療という施設種別ごとに徹底比較します。
導入のメリット・デメリット、料金相場、そして後悔しないシステム選びのための「購入の決め手」や詳細な比較ポイントまで網羅。この記事を読めば、貴院の業務フローや診療スタイルに最適な電子カルテがきっと見つかるはずです。
失敗しない電子カルテ選びの参考に、ぜひ最後までお読みください。
目次
電子カルテの普及率
医療現場におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の波は、電子カルテの普及を大きく後押ししています。厚生労働省が公表した「医療施設調査」および「病院報告」の結果(令和5年時点)によると、電子カルテの普及率は年々増加傾向にあります。
病院における電子カルテ普及率
病院においては、すでに65.6%
(※)の施設で電子カルテが導入されており、大規模病院を中心に導入が進んでいます。これは、診療科が多岐にわたることや、病床数が多いことによる情報共有の複雑さを解消する目的が大きいと考えられます。
クリニックにおける電子カルテ普及率
一方、クリニックにおける電子カルテの普及率は55.0%
(※)と、病院に比べてやや低いものの、着実に導入が進んでいます。政府が進める医療DX令和ビジョン2030では、電子カルテの普及率を2030年までに100%にするという目標が掲げられており、今後も導入クリニックの増加が見込まれます。
※参照:診療所のカルテ事情最新レポート

電子カルテの料金相場
電子カルテの導入費用は、システムのタイプ(クラウド型かオンプレミス型か)や機能、サポート体制によって大きく異なります。
クラウド型電子カルテの相場
クラウド型は、サーバーの購入・設置が不要なため、初期費用を抑えられる
のが特徴です。
項目 | 費用 |
---|---|
初期費用 | 0円~150万円程度 |
月額費用 | 1万円~5万円程度 |
月額費用には、システムの利用料、メンテナンス費用、基本サポート費用などが含まれるのが一般的です。
オンプレミス型電子カルテの相場
オンプレミス型は、クリニック内にサーバーを設置するため、初期費用が高くなる
傾向にあります。
項目 | 費用 |
---|---|
初期費用 | 100万円~500万円以上 |
月額費用 | 1万円~10万円(保守費用のみの場合が多い) |
初期費用に加えて、定期的な保守費用やバージョンアップ費用が発生することがあります。
費用の内訳
電子カルテの費用には、以下の要素が含まれることが一般的です。
費用項目 | 詳細 |
---|---|
システム本体費用 | 電子カルテシステムの利用料(クラウド型)または購入費(オンプレミス型) |
初期設定費用 | システムの導入設定、マスター登録などの費用 |
ハードウェア費用(オンプレミス型) | パソコンなどの機器の購入費用 |
データ移行費用 | 既存の紙カルテや旧システムからのデータ移行費用 |
サポート費用 | 導入後の問い合わせ対応、トラブルシューティング、定期メンテナンスなどの費用 |
電子カルテはクリニックの長期的な運用に関わるため、初期費用だけでなく、月額費用や保守費用などランニングコストを含めた総費用で比較検討することが重要
です。複数のベンダーから詳細な見積もりを取得し、自院の予算とニーズに最も合ったプランを選ぶようにしましょう。
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電子カルテ導入のメリット・デメリット
電子カルテの導入は、クリニックの運営に大きな変化をもたらします。導入を検討する際には、そのメリットとデメリットを十分に理解しておくことが重要です。
電子カルテ導入のメリット
-
業務効率の向上:
手書きカルテの記入、保管、検索にかかる時間を大幅に短縮できます。レセプト作成も自動化され、事務作業の負担が軽減されます。 -
医療安全の向上:
判読性の高いデータで記入ミスや読み間違いが減り、医療事故のリスクを低減します。アレルギー情報や禁忌薬の自動警告機能なども活用できます。 -
情報共有の円滑化:
医師、看護師、医療事務などのスタッフ間でリアルタイムに患者情報を共有できます。これにより、チーム医療が促進されます。 -
経営状況の把握:
診療データがデジタル化されるため、疾患別、月別などの集計・分析が容易に行えます。これにより、経営改善のための具体的な施策を検討しやすくなります。 - 省スペース化:
紙カルテの保管場所が不要になり、クリニック内のスペースを有効活用できます。 - 患者サービスの向上:
待ち時間の短縮、オンライン予約システムの導入、オンライン診療の実施などにより、患者さんの利便性が向上します。 -
災害時対策:
クラウド型電子カルテであれば、災害時にもデータが保護され、別の場所からアクセスできるため、診療の継続性が確保されます。
電子カルテ導入のデメリット
- 初期費用と月額費用:
システム導入には初期費用や月額費用がかかります。PCや周辺機器の購入費用も考慮する必要があります。 - 操作習熟までの時間:
電子カルテの操作に慣れるまでに、医師やスタッフの一定の学習期間が必要です。 -
システムトラブルのリスク:
システム障害やネットワークトラブルが発生した場合、一時的に診療が滞る可能性があります。クラウド型の場合はインターネット環境に依存します。 - 情報漏洩のリスク:
サイバー攻撃やヒューマンエラーによる情報漏洩のリスクがゼロではありません。セキュリティ対策が重要になります。 - 停電時の対応:
停電が発生した場合、システムが利用できなくなる可能性があります。緊急時の対応策を検討しておく必要があります。 -
法改正への対応:
医療に関する法改正があった場合、電子カルテシステムもそれに合わせてアップデートされる必要があります。ベンダーの対応力を確認することが重要です。
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電子カルテの選び方・比較するポイント
電子カルテはクリニックの「顔」とも言える重要なシステムです。多種多様な製品の中から、自院に最適なものを選ぶためには、いくつかの比較ポイントを押さえる必要があります。
共通する選び方・比較するポイント
業務フローへの適合
電子カルテは、毎日の診療業務に直接関わるシステムです。そのため、自院の診療科や診療スタイル、スタッフの業務フローに適合しているか
を最も重視すべきです。
- 専門診療科特化型か汎用型か:
例えば眼科や産婦人科など、専門性の高い診療科であれば、その科に特化した機能を持つ電子カルテが効率的です。一般内科などであれば、汎用性の高いものが良いでしょう。 - カルテの記載形式と入力速度:
普段のカルテ記載方法に近い入力形式か、あるいは手書きや音声入力などの補助機能が充実しているかを確認しましょう。医師やスタッフがストレスなく、素早く入力できるかは日々の業務効率に直結します。 - 既存の業務フローを改善できるか:
現状の課題(待ち時間が長い、レセプトに時間がかかるなど)を解決し、よりスムーズな運用を実現できる機能があるか検討しましょう。
操作性
日々使うものだからこそ、直感的でストレスなく操作できるか
は非常に重要です。全スタッフがスムーズに使いこなせるシステムを選ぶことで、導入後の混乱を最小限に抑え、診療に集中できる環境を整えることができます。
- デモや無料体験の活用:
実際に触ってみて、画面の見やすさ、ボタンの配置、入力のしやすさなどを確認しましょう。無料トライアルがあれば、積極的に活用し、実践的な使用感を確かめることが推奨されます。 - 入力補助機能の有無:
定型文入力、予測変換、音声入力、手書き入力など、入力の手間を省く機能が充実しているか確認しましょう。 - 検索機能の充実度:
過去のカルテや患者情報をスムーズに検索できるか確認しましょう。 - スタッフの意見:
医師だけでなく、看護師や医療事務スタッフなど、実際に使用する全員の意見を聞き、使いやすさを評価しましょう。
クラウド型かオンプレミス型か
電子カルテのシステム形態は大きく分けてクラウド型
とオンプレミス型
の2種類があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自院に合った方を選びましょう。
クラウド型電子カルテのメリット・デメリット
メリット
- 初期費用が安い:
サーバーの購入や設置が不要なため、初期費用を抑えられます。 - 場所を選ばない:
インターネット環境があれば、どこからでもアクセス可能です(自宅、出張先など)。往診や訪問診療を行うクリニックに適しています。 - メンテナンス不要:
システムの保守・管理はベンダーが行うため、クリニック側の負担がありません。 - 常に最新版:
自動的にアップデートされるため、常に最新の機能や法改正に対応したシステムを利用できます。 - 災害対策:
データがクラウド上に保存されるため、災害時も安心です。
デメリット
- インターネット環境に依存:
インターネット接続がないと利用できません。安定した通信環境の確保が必要です。 - ランニングコスト:
月額利用料がかかります。 - カスタマイズの制限:
オンプレミス型に比べ、カスタマイズの自由度が低い場合があります。
オンプレミス型電子カルテのメリット・デメリット
メリット
- カスタマイズの自由度が高い:
自院のニーズに合わせて、システムを細かくカスタマイズできます。特定の診療科に特化した運用や、既存システムとの連携を重視する場合に有利です。 - インターネット環境に依存しない:
院内ネットワークで完結するため、インターネット環境の影響を受けず、安定した運用が可能です。 - データ管理:
自院でデータを管理するため、セキュリティに関する独自のポリシーを適用しやすいです。
デメリット
- 初期費用が高い:
サーバーやネットワーク機器の購入、設置費用がかかります。 - 運用・保守管理の負担:
システムの保守・管理は自院で行うか、外部に委託する必要があり、専門知識やコストが発生します。 - バージョンアップ:
新機能の導入や法改正への対応には、別途費用や作業が必要です。 - 災害対策:
院内サーバーのため、災害時のデータ保護には別途対策が必要です。
セキュリティ要件
患者さんの重要な医療情報を扱うため、セキュリティ対策は最も重要な比較ポイントの一つ
です。強固なセキュリティ対策が講じられているシステムを選ぶことは、クリニックの信頼性にも直結します。
- データ暗号化:
データの送受信や保管時に強固な暗号化が施されているかを確認しましょう。 - アクセス権限管理:
誰がどの情報にアクセスできるかを細かく設定し、不適切なアクセスを防ぐ機能があるかを確認しましょう。 - バックアップ体制:
定期的なデータバックアップが行われているか、万が一のシステム障害や災害時に迅速にデータを復旧できる体制が整っているかを確認しましょう。 - 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証:
ベンダーがISMS認証を取得しているか、第三者機関によるセキュリティ監査を定期的に受けているかなども、信頼性を判断する材料になります。 - 物理的セキュリティ:
オンプレミス型の場合は、サーバーが設置される場所の物理的セキュリティ(入退室管理、耐震・防火対策など)も確認しましょう。
周辺システムとの連携・拡張性
電子カルテは単体で機能するものではなく、他のシステムとの連携によって真価を発揮します。円滑な医療連携や業務効率化のためには、連携性も重要な選定基準です。
- レセプトコンピュータ(レセコン)一体型か:
多くの電子カルテはレセコン一体型ですが、そうでない場合は別途レセコンの導入が必要になります。一体型の方が業務は効率的であり、エラーも発生しにくくなります。 - オンライン診療システムとの連携:
今後のオンライン診療の導入を検討している場合は、スムーズに連携できるか確認しましょう。 - Web予約システム・Web問診システムとの連携:
患者さんの利便性向上に繋がるこれらのシステムとの連携も重要です。患者情報が自動でカルテに反映されることで、入力の手間が省けます。 - 検査システム・画像診断システムとの連携:
検査データや画像データをスムーズに取り込み、カルテに反映できるか、過去データを一元的に管理できるかを確認しましょう。 - 会計システムとの連携:
会計業務を効率化するために、電子カルテと連携できる会計システムを選びましょう。 - 医療連携の相互運用性:
他の医療機関との情報連携(紹介状、検査結果など)がスムーズに行えるか、地域医療連携ネットワーク(地域連携パスなど)への対応が可能かを確認しましょう。 - 将来的な拡張性:
将来的にクリニックの規模が拡大したり、新たな診療スタイルを導入したりする際に、柔軟に機能や連携システムを拡張できるシステムかを確認しましょう。
導入サポート体制と費用対効果
電子カルテの導入は、クリニックにとって大きなプロジェクトです。ベンダーのサポート体制は非常に重要であり、長期的な運用を見据えた費用対効果も考慮すべきです。
- 導入前のコンサルティング:
クリニックの現状をヒアリングし、最適なシステム構成を提案してくれるか。 - 導入時の設定・初期指導:
システムの設置、初期設定、操作指導などを丁寧に行ってくれるか。 - 導入後のサポート:
稼働後のトラブル対応、操作に関する問い合わせ、法改正への対応など、継続的なサポートが充実しているか。困ったときにすぐに相談できる窓口があるかどうかは、日々の業務の安心感に繋がります。 - サポート時間・窓口:
診療時間外や緊急時にも対応してくれるサポートがあるか、電話、メール、リモートなど、複数の問い合わせ窓口があるか。 - 費用:
サポート費用が月額費用に含まれるのか、別途費用が発生するのかを確認しましょう。初期費用だけでなく、月額利用料、保守費用、バージョンアップ費用なども含めた長期的な費用対効果を検討することが重要です。
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施設種別において重要な選び方・比較するポイント
クリニックにおいて重要なポイント:レセコン一体型か
多くのクリニックにとって、レセプトコンピュータ(レセコン)が電子カルテと一体型であるか
は非常に重要なポイントです。効率的な請求業務、ヒューマンエラーの削減、データの一元管理が可能になります。
病院において重要なポイント:24時間365日のサポート体制
病院運営においては、24時間365日途切れることなく医療を提供することが求められます。そのため、電子カルテシステムにトラブルが発生した場合でも、迅速かつ確実に復旧できる24時間365日のサポート体制
は不可欠です。
訪問・在宅医療において重要なポイント:マルチデバイス/オフライン入力
訪問・在宅医療では、医師や看護師が患者さんの自宅や施設で診療を行うため、場所を選ばずにカルテ入力ができるマルチデバイス対応
と、インターネット接続がない環境でも利用できるオフライン入力機能
が極めて重要です。
自由診療において重要なポイント:CRM・マーケティング機能
自由診療では、患者さんとの長期的な関係構築(CRM:Customer Relationship Management)や、効果的な集患・増患のためのマーケティング活動が非常に重要になります。そのため、電子カルテにこれらの機能が統合されているか、あるいは連携できるかが選定の大きなポイントです。
クリニック向け電子カルテの購入の決め手
多くのクリニックが電子カルテを導入する際、何を最も重視しているのでしょうか。m3.comの調査データ(2023年時点)に基づいた、電子カルテ購入の決め手TOP5
をご紹介します。これらのポイントは、実際に電子カルテを導入したクリニックの生の声であり、あなたの選定に役立つでしょう。
1位:クラウド型であること(8.9%)
導入の決め手として最も多く挙げられたのが「クラウド型であること
」でした。
- 選ばれる理由:
サーバー設置が不要で初期費用を抑えられ、インターネット環境があればどこからでもアクセスできる手軽さが魅力です。システムのメンテナンスやバージョンアップもベンダーが行うため、運用負担が大幅に軽減されます。また、災害時にもデータが安全に保護されるというBCP(事業継続計画)の観点も重視されています。 - 該当製品の例:
エムスリーデジカル、CLIUS、CLINICS、セコム・ユビキタス電子カルテ、モバカルネットなどがクラウド型に該当します。
2位:入力のしやすさ(8.4%)
次に重視されるのが「入力のしやすさ
」です。日々の診療で医師やスタッフがストレスなく、効率的にカルテを記載できるかが、電子カルテ活用の成否を分けます。
- 選ばれる理由:
直感的な操作画面、定型文の登録機能、音声入力や手書き入力への対応など、入力作業を補助する機能の充実度が求められます。これにより、診察時間の短縮や医療の質の向上に繋がります。 - 該当製品の例:
導入数の多いエムスリーデジカルやMedicom-HRシリーズは、その入力のしやすさで高い評価を得ています。
3位:ランニングコスト(7.5%)
導入後の「ランニングコスト
」も重要な決め手となります。初期費用だけでなく、月々の運用コストが予算に合っているか、長期的な費用対効果が見込めるかが判断されます。
- 選ばれる理由:
月額利用料、保守費用、バージョンアップ費用など、継続的に発生する費用が明確であり、クリニックの経営状況に無理なく組み込めるかが重視されます。 - 該当製品の例:
リモートでのサポートが中心のプランがあるメーカーは月額費用を抑えられる傾向にあります。
4位:導入サポート(6.1%)
電子カルテ導入はクリニックにとって大きな変化を伴うため、「導入サポート
」の手厚さも重要な決め手となります。
- 選ばれる理由:
導入前のコンサルティングから、システム設定、操作指導、そして稼働後のトラブル対応まで、ベンダーがどれだけ手厚くサポートしてくれるかが重視されます。特に、ITに不慣れなスタッフが多い場合や、初めての電子カルテ導入では、きめ細やかなサポートが不可欠です。地域に密着したサポート体制も安心材料となります。 - 該当製品の例:
各社、導入サポートには力を入れていますが、特に地域拠点の多いMedicom-HRシリーズやHOPEシリーズなどは強みとしています。
5位:レセコン一体型(5.9%)
「レセプトコンピュータ一体型
」であることも、多くのクリニックが重視するポイントです。
- 選ばれる理由:
診療記録とレセプト作成が同一システム内で完結することで、入力の二度手間がなくなり、業務効率が大幅に向上します。また、カルテとレセプト間の整合性が保たれやすく、ヒューマンエラーによる請求ミスを減らすことにも繋がります。 - 該当製品の例:
本記事で紹介しているほとんどの電子カルテはレセコン一体型であり、これはクリニック向け電子カルテの標準的な機能となっています。
クリニック向け電子カルテメーカーのおすすめ・比較
ここでは、クリニック向けの電子カルテの中から、特におすすめの製品を、タイプ別に分けてご紹介します。
※各電子カルテの情報は2025年7月時点のものです。
クラウド型電子カルテ
クラウド型電子カルテは、初期費用を抑えたい、どこからでもアクセスしたい、メンテナンスの手間を省きたいクリニックに適しています。
エムスリーデジカル/M3DigiKar(エムスリーデジカル)
エムスリーデジカルは、医療情報サイト「m3.com」を運営するエムスリーグループが提供するクラウド型電子カルテです。高い操作性と豊富な機能、そして最新のAI技術を活用した業務効率化機能が特徴で、近年特にクリニックからの支持を集め、急速にシェアを拡大しています。
エムスリーデジカルの主な特徴
- 直感的な操作性:
洗練されたUI/UXで、電子カルテの操作に不慣れな方でもスムーズに導入・利用できます。タブレットでの手書き入力や音声入力にも対応し、医師の負担を軽減します。 - AIによる業務支援:
患者ごと、医師ごとのよく利用するオーダーを学習しリストに表示するなど、AIを活用した機能が充実しています。これにより、診察時間の短縮や医療の質の向上に貢献します。 - 「デジスマ診療」とのスムーズな連携:
WEB予約・WEB問診・自動受付・キャッシュレス決済・お知らせ配信・オンライン診療の機能などがオールインワンになった「デジスマ診療」と連携し、患者さんの予約から診察、会計までを効率化。 - 充実した周辺システム連携:
オンライン診療システム、Web予約システム、Web問診システム、検査システムなど、クリニック運営に必要な様々なシステムとの連携が可能です。 - 強固なセキュリティ体制:
医療情報を扱うため、厳重なセキュリティ対策が施されています。データはクラウド上で管理され、災害時のリスクも低減されます。 - レセコン一体型:
レセプトコンピュータが標準で搭載されており、レセプト作成業務を効率化します。
項目 | 詳細 |
---|---|
初期費用 | 0円~ |
月額費用 | 11,800円~(ORCA連動型)、24,800円~(レセコン一体型)※いずれも税別 |
運営会社 | 株式会社エムスリーデジカル |
システム形態 | クラウド型 |
導入サポート | 専任スタッフによる導入前コンサルティングから導入後のサポートまで手厚い支援 オンライン説明会、セミナーも実施 |
導入周辺システムとの連携・拡張性サポート | 充実した周辺システム連携 |
レセコン | レセコン一体型/ORCA連動型 |
その他、詳しい導入事例や料金プランを確認したい方はこちら

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CLIUS/クリアス(DONUTS)
CLIUSは、IT企業であるDONUTSが開発・提供するクラウド型電子カルテです。高い操作性と、オンライン診療とのスムーズな連携が特徴です。特に、オンライン診療の導入を検討しているクリニックにとって、親和性の高い製品と言えます。
CLIUSの主な特徴
- 直感的な操作性:
Webブラウザで動作するため、PCに不慣れな方でも直感的に操作できます。 - オンライン診療機能:
オンライン診療機能搭載で、予約から診察、処方まで一連の流れを効率化します。 - 充実した経営分析機能:
年次統計、診療時間分析、傷病名分析、リピート率分析など、多角的なデータ分析を通じてクリニックの経営状況を可視化し、集患や経営戦略の改善に貢献します。 - 柔軟な料金体系:
利用規模に応じたプランが用意されており、小規模クリニックでも導入しやすい価格設定です。 - 日本医師会標準レセプトORCAを使用:
ベンダーを変えることなく連携が可能です。
項目 | 詳細 |
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初期費用 | 0円〜(CLIUS Directプラン) |
月額費用 | 19,800円〜(CLIUS Directプラン) |
運営会社 | 株式会社DONUTS |
システム形態 | クラウド型 |
導入サポート | オンラインでの導入説明、電話・メールサポート |
導入サポート | オンラインでの導入説明、電話・メールサポート |
周辺システムとの連携・拡張性 | オンライン診療連携、充実した経営分析機能 |
レセコン | ORCAを使用 |
CLINICS(メドレー)
CLINICSは、オンライン診療システムで高い知名度を誇るメドレーが提供するクラウド型電子カルテです。オンライン診療との連携はもちろんのこと、Web予約システムや問診システムなど、患者さんとのコミュニケーションを円滑にする機能が充実しています。
CLINICSの主な特徴
- オンライン診療に強み:
オンライン診療システム「CLINICSオンライン診療」とシームレスに連携し、オンライン診療の導入・運用を強力にサポートします。 - 患者体験の向上:
「CLINICS予約」「CLINICS問診」との連携で患者さんの利便性を高めます。 - シンプルな操作性:
直感的な操作で、誰でも簡単に使いこなせるよう設計されています。 - 継続的な機能改善:
ユーザーの声を取り入れ、定期的に機能のアップデートが行われています。 - レセコン一体型:
レセプトコンピュータが標準で搭載されています。
項目 | 詳細 |
---|---|
初期費用 | 0円~ |
月額費用 | 要問い合わせ |
運営会社 | 株式会社メドレー |
システム形態 | クラウド型 |
導入サポート | 導入支援オプションあり |
周辺システムとの連携・拡張性 | オンライン診療連携、Web予約システム、問診システム連携ほか |
レセコン | レセコン一体型 |
セコム・ユビキタス電子カルテ(セコム医療システム)
セコム・ユビキタス電子カルテは、セキュリティ大手であるセコムグループが提供するクラウド型電子カルテです。セコムの強固なセキュリティ技術とノウハウを活かし、患者情報の保護に特化。多様な医療機関の運用に対応し、情報漏洩リスクを最小限に抑えたいクリニックに最適です。
セコム・ユビキタス電子カルテの主な特徴
- 最高レベルのセキュリティ:
セコムの強固なセキュリティ技術により、患者さんの大切な医療情報を厳重に保護し、情報漏洩のリスクを最小限に抑えます。 - 多様な医療機関に対応:
病院や有床診療所、無床診療所、透析医療機関など、幅広い医療機関の運用形態に合わせた充実した機能を提供します。 - 幅広い部門システム連携:
医事、放射線、薬剤、リハビリ、検査、給食といった院内の様々な部門システムとの連携が可能で、情報の一元化と業務効率化を促進します。 - クラウド型:
インターネット環境があればどこからでもアクセス可能で、サーバー管理の負担がなく、災害時にもデータが保護される高い可用性を持っています。 - レセコンとの連携:
ORCA・ML-Aとの連携が可能です。
項目 | 詳細 |
---|---|
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
運営会社 | セコム医療システム株式会社 |
クラウド型orオンプレミス型orハイブリッド型 | クラウド型 |
導入サポート | 専任担当者による導入支援、ヘルプデスク |
周辺システムとの連携・拡張性 | 幅広い周辺システム連携、柔軟な機能拡張性 |
レセコン | ORCA・ML-Aと連携 |
MAPs for CLINIC/MRNシリーズ(EMシステムズ)
EMシステムズは、調剤薬局システムで高いシェアを誇る企業であり、そのノウハウを活かした電子カルテを提供しています。MRNシリーズとMAPs for CLINICは、それぞれ異なる特徴を持つラインナップで、クリニックのニーズに合わせた選択が可能です。両製品ともにシンプルで直感的な操作性を持ち、診療効率化と経営支援に貢献します。
MAPs for CLINIC/MRNシリーズの主な特徴
- 直感的な操作性と効率的な画面レイアウト:
シンプルで分かりやすい画面設計により、日々の診療業務を効率化します。 - 多様な医療機関に対応:
病院や有床診療所、無床診療所、透析医療機関など、幅広い医療機関の運用形態に合わせた充実した機能を提供します。 - 柔軟なカスタマイズ性:
クリニックの運用に合わせて、画面や機能をカスタマイズできます。 - 充実した入力支援機能:
医療現場での入力負担を軽減するため、音声入力やテンプレート機能を活用した充実した入力支援機能を提供します。病名候補アシスト機能など、スムーズなカルテ入力をサポートします。(MRNシリーズ) - 安心のサポート体制:
導入前から導入後まで、全国のサポート拠点から手厚いサポートが受けられます。 - レセコン一体型:
レセプトコンピュータが標準で搭載されています。
項目 | 詳細 |
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初期費用 | 0円~(MAPs for CLINIC) |
月額費用 | 20,000円~(MAPs for CLINIC) ※税別 |
運営会社 | 株式会社EMシステムズ |
クラウド型orオンプレミス型orハイブリッド型 | クラウド型 |
導入サポート | 専任担当者による導入支援、ヘルプデスク |
周辺システムとの連携・拡張性 | 幅広い周辺システム連携、柔軟な機能拡張性 |
レセコン | ORCA・ML-Aと連携 |
Warokuクリニックカルテ(レスコ)
Warokuクリニックカルテは、精神科クリニック向けに特化したクラウド型電子カルテシステムです。精神科病院で高いシェアを持つ「Alpha」の開発メーカーである株式会社レスコが提供しており、書きやすく読みやすい操作性、手軽な導入、そして地域医療連携やデータ活用を見据えた将来性・発展性を兼ね備え、精神科診療ならではのニーズに応えます。
Warokuクリニックカルテの主な特徴
- 精神科診療に特化:
精神科医に特化したカルテ作成補助や心理検査項目を搭載し、専用ニーズに対応。 - 優れた操作性:
書きやすく読みやすい画面設計で、患者情報へスムーズにアクセス・入力可能。 - 手軽な導入と運用:
クラウド型で低コスト導入を実現し、常に最新バージョンを利用可能。 - 強固なセキュリティ:
データは安全なデータセンターで管理され、災害時も安心。 - 地域医療連携と将来性:
地域医療連携を視野に入れたシステム構想を持ち、発展性があります。 - レセコン一体型:
ORCAと連携しお使いいただけます。
項目 | 詳細 |
---|---|
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
運営会社 | 株式会社レスコ |
クラウド型orオンプレミス型orハイブリッド型 | クラウド型 |
導入サポート | 要問い合わせ |
周辺システムとの連携・拡張性 | Web予約・問診連携 |
レセコン | ORCAと連携 |
CLIPLA Eye(クリプラ)
CLIPLA Eyeは、株式会社クリプラが提供する眼科に特化したクラウド型電子カルテシステムです。国内眼科業界初のクラウド電子カルテとして登場し、低コストでの導入・維持、場所を選ばないアクセス性、そして検査データの自動取り込みや眼科特有のシェーマ機能など、すべてのスタッフの業務負担を軽減し、快適な診療フローを実現します。
CLIPLA Eyeの主な特徴
- 眼科特化型クラウドカルテ:
眼科特有の検査機器連携や、高機能なシェーマ、暗室対応モードを搭載。場所を選ばず利用できるクラウド型です。 - 直感的で効率的な操作性:
受付ステータスの一覧化、ワンクリックでの一括入力など、すべての職種の業務負担を軽減し、スムーズな診療をサポートします。 - 低コストと運用の手軽さ:
サーバー購入不要で導入費・維持費を抑えられ、自動更新で常に最新機能を利用可能。データは堅牢なデータセンターで安全に管理されます。 - 充実した画像・データ連携:
スマートフォンやタブレットからの画像アップロード、検査データの自動取り込みなど、視覚情報や他システムとの連携がスムーズです。 - 多人数での同時アクセス:
同一患者のカルテを複数人で同時閲覧・編集できるため、情報共有とチーム医療を効率化します。 - レセコン一体型:
ORCAと連携しお使いいただけます。
項目 | 詳細 |
---|---|
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
運営会社 | 株式会社クリプラ |
クラウド型orオンプレミス型orハイブリッド型 | クラウド型 |
導入サポート | 要問い合わせ |
周辺システムとの連携・拡張性 | 眼科検査機器連携、画像管理機能 |
レセコン | ORCAと連携 |
クラウド型電子カルテをMacで利用したいとお考えの先生へ、Macで使える電子カルテについて解説した資料を無料でお配りしておりますのでお気軽にご覧ください。
資料ダウンロードはこちら:Macで診療を行いたいあなたへ Macで使える電子カルテのご紹介

オンプレミス型電子カルテ
オンプレミス型電子カルテは、高いカスタマイズ性やインターネット環境に依存しない安定した運用を求めるクリニック・病院に適しています。
SUPER CLINICシリーズ(ラボテック)
SUPER CLINICシリーズは、長年の実績を持つラボテックが提供する電子カルテです。従来の紙カルテのような直感的な操作性と高速なレスポンスを追求し、クリニックの業務効率化とスムーズな診療を強力にサポートします。
SUPER CLINICシリーズの主な特徴
- 紙カルテのような直感的な操作性:
従来の紙カルテのような見やすい画面レイアウトで、過去の記録と現在の記録を並べて表示できます。 - 高速なレスポンスと業務効率化:
データ検索や画面遷移の遅延を最小限に抑えた素早い操作によりクリニック全体の業務効率を向上させます。 - 充実した外部連携機能:
様々な外部システムや医療機器とのシームレスな連携に対応し、クリニックの運用をさらに効率化します。 - オンプレミス型:
院内にサーバーを設置するため、安定した運用が可能です。 - レセコン一体型:
レセプトコンピュータが標準で搭載されています。
項目 | 詳細 |
---|---|
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
運営会社 | 株式会社ラボテック |
クラウド型orオンプレミス型orハイブリッド型 | オンプレミス型 |
導入サポート | 導入コンサルティング、システム設定、操作指導、保守サポート |
周辺システムとの連携・拡張性 | 充実した外部連携機能 |
レセコン | レセコン一体型 |
Dynamics(ダイナミクス)
Dynamicsは、株式会社ダイナミクスが提供するオンプレミス型の電子カルテです。導入・運用コストが安価である点が大きな特徴で、コストパフォーマンスを重視するクリニックにとって魅力的な選択肢となります。
Dynamicsの主な特徴
- 安価な導入・運用コスト:
導入費用および月々の運用コストが抑えられているため、予算を重視するクリニックに適しています。 - 手厚いサポート体制:
導入後のトラブルや疑問に対し、充実したサポートが提供されており、安心して運用できます。 - 多機能な診療・受付支援:
診察ラベル機能や予約管理、各種セット機能で、患者状況管理やカルテ入力を効率化します。 - 訪問診療・モバイル対応:
訪問先でのデータ閲覧・入力や、スマートフォン・iPadからの参照が可能。災害時の備えとしても活用できます。 - レセコン一体型:
レセプトコンピュータが標準で搭載されています。
項目 | 詳細 |
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初期費用 | 220,000円※税込 |
月額費用 | 13,200円※税込 |
運営会社 | 株式会社ダイナミクス |
システム形態 | オンプレミス型 |
導入サポート | 導入時訪問インストラクションあり(有料) |
周辺システムとの連携・拡張性 | 多機能な診療・受付支援、訪問診療・モバイル対応 |
レセコン | レセコン一体型 |
Doctor’s Desktop 3(テクノネットワーク)
Doctor’s Desktop3は、株式会社テクノネットワークが提供する多機能なクリニック向け電子カルテシステムです。日本医師会標準レセプトソフト「ORCA」との連携に強みがあり、受付から診察、会計までをストレスなくスムーズに進めることを目指しています。医療機関の声を反映した使いやすさを追求し、低コストで高い業務効率化を実現します。
Doctor’s Desktop 3の主な特徴
- ORCA連携に強み:
日本医師会標準レセプトソフト「ORCA」との連携に優れ、ORCA連動型電子カルテとして高いシェアを誇ります。 - 直感的な操作性:
医療機関の声が反映されたシンプルで分かりやすい操作画面で、スムーズに利用できます。 - 業務効率化と低コスト:
受付から診察、会計までの一連の業務フローを効率化し、運用コストを軽減します。 - オンプレミス型:
院内にサーバーを設置するため、インターネット環境に左右されず安定した運用が可能です。 - ORCA連携型:
ORCAとの連携が可能です。
項目 | 詳細 |
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初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
運営会社 | 株式会社テクノネットワーク |
クラウド型orオンプレミス型orハイブリッド型 | オンプレミス型 |
導入サポート | 要問い合わせ |
周辺システムとの連携・拡張性 | ORCA連携、多機能な診療・受付支援 |
レセコン | ORCAと連携 |
HOPE LifeMark-SX(富士通Japan)
HOPE LifeMark-SXは、富士通Japanが提供するオンプレミス型電子カルテです。大規模病院向けソリューションで培ったノウハウをクリニック向けに最適化しており、高い信頼性と充実した機能が特徴です。多様な診療科や複雑な業務フローにも対応できる柔軟性を持っています。
HOPE LifeMark-SXの主な特徴
- 高い信頼性と安定性:
大規模病院向け実績を活かした堅牢なシステムで、安定した運用を実現します。 - 多様な診療科に対応:
幅広い診療科のニーズに対応できる機能を備え、様々なクリニックで利用可能です。 - 充実した周辺システム連携:
検査システム、画像診断システムなど、豊富なシステムとの連携が可能です。 - オンプレミス型:
院内にサーバーを設置するため、安定した運用が可能です。 - レセコン一体型:
レセプトコンピュータが標準で搭載されています。
項目 | 詳細 |
---|---|
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
運営会社 | 富士通Japan株式会社 |
クラウド型orオンプレミス型orハイブリッド型 | オンプレミス型 |
導入サポート | ニーズに応じた導入、運用検討手法の提案 |
周辺システムとの連携・拡張性 | 充実した周辺システム連携 |
レセコン | レセコン一体型 |
NAVIS-CL(ニデック)
NAVIS-CLは、株式会社ニデックが提供するオンプレミス型の電子カルテです。ユーザーインターフェース(UI)の良さに定評があり、直感的で使いやすい画面設計が特徴です。診療の流れに沿ったスムーズな操作で業務効率化を追求し、眼科領域での豊富な実績を持つニデックならではの視点から、医療現場のニーズに応える設計がされています。
NAVIS-CLの主な特徴
- 優れたインターフェースと操作性:
直感的で分かりやすい画面設計とスムーズな操作性で、日々の診療業務を効率化します。 - 業務のスムーズな進行:
診療の流れに沿った設計により、無駄のない操作で業務を滞りなく進められます。 - 充実した周辺システム連携:
検査システム、画像診断システムなど、豊富なシステムとの連携が可能です。 - オンプレミス型:
院内にサーバーを設置するため、安定した運用が可能です。 - レセコン連携:
ORCAとの連携が可能です。
項目 | 詳細 |
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初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
運営会社 | 株式会社ニデック |
クラウド型orオンプレミス型orハイブリッド型 | オンプレミス型 |
導入サポート | 要問い合わせ |
周辺システムとの連携・拡張性 | 要問い合わせ |
レセコン | ORCAと連携 |
また、オンプレ型・クラウド型の違いや具体的な移行方法についてまとめた資料を無料でお配りしておりますのでお気軽にご覧ください。
資料ダウンロードはこちら:オンプレ型・クラウド型の違いについて詳しく解説

ハイブリッド型電子カルテ(クラウド・オンプレ)
メーカーによっては、環境に合わせてクラウド型・オンプレミス型を選べるラインナップの電子カルテシリーズや、クラウド型とオンプレミス型の利点を組み合わせたハイブリッド型電子カルテを提供しています。
HOPE LifeMark-TX Hybrid type(富士通Japan)
HOPE LifeMark-TX Hybrid typeは、富士通Japanが長年のノウハウを結集し、診療所のあらゆる利用シーンに対応できるよう開発された高機能・高性能な電子カルテシステムです。従来のオンプレ型電子カルテの操作性を踏襲しつつ、現場の声を反映した最新のUIを提供し、日々の診療をサポートします。
HOPE LifeMark-TX Hybrid typeの主な特徴
- 高性能かつ最新UI:
病院・診療所向けノウハウを集約した多機能性と、現場の声を反映した最新のユーザーインターフェースを提供します。 - クラウド連携による高機能化:
医療改定やプログラムの自動更新、災害時のデータバックアップ、モバイル端末からのアクセスなど、クラウド連携で機能が向上します。 - DXソリューション:
患者向けスマホアプリ「HOPE LifeMark-コンシェルジュ」や、オンライン資格確認、電子処方箋、HL7 FHIR機能を標準搭載し、医療情報の標準化と共有を推進します。 - 強固なサポート体制:
富士通Japanの技術的バックアップと全国の販売代理店による強力なサポート体制で、安心の運用を支援します。
項目 | 詳細 |
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初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
運営会社 | 富士通Japan株式会社 |
クラウド型orオンプレミス型orハイブリッド型 | ハイブリッド型 |
導入サポート | ニーズに応じた導入、運用検討手法の提案 |
周辺システムとの連携・拡張性 | 充実した周辺システム連携 |
レセコン | 要問い合わせ |
Qualisシリーズ(ビー・エム・エル)
Qualisシリーズは、臨床検査で長年の実績を持つビー・エム・エルが提供する電子カルテです。検査システムとの連携に強みがあり、検査データの取り込みや管理を効率的に行えます。特に、検査を多く実施するクリニックにおすすめです。
Qualisシリーズの主な特徴
- 検査システム連携に強み:
自社の臨床検査システムとの連携がスムーズで、検査結果を効率的に参照・管理できます。 - 高いセキュリティ:
医療機関のネットワーク環境に合わせたセキュリティ対策が可能です。 - オンプレミス型・クラウド型が選択可能:
クリニックの環境に合わせてオンプレミス型・クラウド型のいずれか最適な電子カルテを選べます。 - カスタマイズ性:
クリニックの業務フローに合わせて、画面や機能をカスタマイズできます。 - レセコン一体型:
レセプトコンピュータが標準で搭載されています。
項目 | 詳細 |
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初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
運営会社 | ビー・エム・エル株式会社 |
システム形態 | オンプレミス型/クラウド型 |
導入サポート | 導入コンサルティング、設置・設定、保守サポート |
周辺システムとの連携・拡張性 | 検査システム連携に強み |
レセコン | レセコン一体型 |
Brain Boxシリーズ(ユヤマ)
Brain Boxシリーズは、医療機器メーカーであるユヤマが提供する電子カルテです。豊富な医療機器との連携実績があり、クリニックの設備環境に合わせた柔軟なシステム構築が可能です。特に、ユヤマ製の医療機器を導入しているクリニックにはメリットが大きいでしょう。
Brain Boxシリーズの主な特徴
- AIによる診療支援:
オーダー内容をAIが自動分析し、関連性の高い追加オーダーを提案。ユーザーのフィードバックを学習することで、提案精度が向上し、医師の業務を効率化します。 - 豊富な薬剤情報データベース:
新世代MDbank総合薬剤データベースを標準搭載。薬の相互作用チェック、適用病名一覧、患者の年齢制限など、意思決定に必要な情報にワンクリックでアクセスでき、安全な処方をサポートします。 - 操作性の高い画面:
医療従事者の視点に立ち、直感的で分かりやすい操作画面が特徴です。 - オンプレミス型・クラウド型が選択可能:
安定した運用が可能なオンプレミス型、インストール不要のクラウド型を環境に合わせて選べます。 - レセコン一体型:
レセプトコンピュータが標準で搭載されています。
項目 | 詳細 |
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初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
運営会社 | ユヤマ株式会社 |
システム形態 | オンプレミス型/クラウド型 |
導入サポート | 要問い合わせ |
周辺システムとの連携・拡張性 | 要問い合わせ |
レセコン | レセコン一体型 |
Medicom-HRシリーズ(ウィーメックス)
Medicom-HRシリーズは、長年にわたり医療業界で実績を持つウィーメックス(旧PHC)が提供する電子カルテです。全国の医療機関で広く導入されており、安定性と信頼性に定評があります。クラウド型の「Medicom クラウドカルテ」とハイブリッド型の「Medicom-HRf Hybrid Cloud」を提供しており、クリニックの規模やニーズに合わせて選択できる柔軟性が魅力です。
Medicom-HRシリーズの主な特徴
- 豊富な導入実績:
多くの医療機関で利用されており、医療現場のニーズを深く理解した機能が搭載されています。 - 高いカスタマイズ性:
クリニックの診療スタイルや業務フローに合わせて、画面や機能を柔軟にカスタマイズできます。 - 強固なセキュリティ:
医療情報を保護するための厳重なセキュリティ対策が講じられています。 - 充実したサポート体制:
導入前から導入後まで、全国に広がるサポート拠点から手厚いサポートが受けられます。 - レセコン一体型:
レセプトコンピュータが標準で搭載されており、請求業務を効率化します。
項目 | 詳細 |
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初期費用 | 0円~(Medicom クラウドカルテ) |
月額費用 | 24,800円~(Medicom クラウドカルテ) ※税別 |
運営会社 | ウィーメックス株式会社 |
システム形態 | クラウド型、ハイブリッド型 |
導入サポート | 全国の拠点からの訪問サポート、電話サポート、オンラインサポート |
周辺システムとの連携・拡張性 | 予約・検査・精算、170社の機器とシームレスにデータ連携が可能 |
レセコン | レセコン一体型 |
また、電子カルテを導入するにあたって、約800名の開業医にアンケートを行い導入費用やランニングコストを調査したレポートを無料でお配りしておりますのでお気軽にご覧ください。
資料ダウンロードはこちら:クリニック向け電子カルテ費用相場レポート

病院向け電子カルテメーカーのおすすめ・比較
病院向けの電子カルテは、クリニック向けに比べて、より大規模で複雑なシステム連携や高度なセキュリティ、24時間365日の安定稼働が求められます。
HOPE LifeMark-HX Cloud(富士通Japan)
HOPE LifeMark-HX Cloudは、富士通Japanが300床以上の大中規模病院や大学病院向けに提供するクラウド型電子カルテサービスです。データセンターを基盤とした最高レベルのセキュリティと業務継続性を実現し、初期投資と運用コストを削減。医療現場での使いやすさを追求した高機能性で、病院経営と医療の質向上に貢献します。
HOPE LifeMark-HX Cloudの主な特徴
- 強固なセキュリティとBCP対策:
データセンターを基盤としたセキュアな環境でシステム・データを管理し、万全なBCP対策と安全な通信を実現します。 - コスト削減と運用効率化:
サーバーのクラウド化により初期投資と運用コストを低減。リモートメンテナンスや自動アップデートで運用負荷を軽減します。 - 医療現場に寄り添う操作性:
必要な情報を1画面に集約し、画像・検査結果の素早い把握、二重入力の徹底排除により、直感的でストレスフリーな操作性を提供します。 - データ活用と経営支援:
電子カルテや医事データを統合し、抽出・分析・可視化することで、医療安全向上、時間削減、収益向上に貢献します。 - 24時間365日のサポート体制:
病院の安定稼働を支える、頼れるサポートセンターが提供されます。
項目 | 詳細 |
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初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
運営会社 | 富士通Japan株式会社 |
システム形態 | クラウド型 |
導入サポート | 負荷を抑えた導入スタイル、リモートメンテナンス対応 |
周辺システムとの連携・拡張性 | HL7 FHIR対応、電子カルテ・医事システムデータ統合、部門システム連携 |
24時間365日のサポート体制 | 有り |
MegaOak HR / iS(NECネクサソリューションズ)
MegaOak HR / iSは、NECネクサソリューションズが提供する病院向け電子カルテシステムです。長年の実績とノウハウにより、安定した運用と高い信頼性を実現。地域医療連携の強化や、多職種連携を円滑にする機能が充実しており、病院全体の情報共有と業務効率化を強力に推進します。
MegaOak HR / iSの主な特徴
- 高い信頼性と実績:
長年の実績に裏打ちされた安定したシステムで、病院の基幹業務を支えます。 - 地域医療連携の強化:
他医療機関との情報共有をスムーズにし、地域全体の医療体制強化に貢献します。 - 多職種連携をサポート:
多様な部門システムや職種間での情報共有を円滑にし、チーム医療を促進します。 - 充実した周辺システム連携:
検査システム、画像診断システム、薬剤部門システムなど、病院内の様々なシステムとの連携が可能です。 - 高い拡張性:
病院の規模拡大や機能追加に柔軟に対応できる拡張性を持っています。 - 24時間365日のサポート体制:
病院の安定稼働を支える、手厚いサポート体制が強みです。
項目 | 詳細 |
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初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
運営会社 | NECネクサソリューションズ株式会社 |
システム形態 | クラウド型 |
導入サポート | 要問い合わせ |
周辺システムとの連携・拡張性 | 充実した周辺システム連携、高い拡張性 |
24時間365日のサポート体制 | 有り |
訪問・在宅医療向け電子カルテメーカーおすすめ・比較
高齢化社会の進展に伴い、訪問・在宅医療のニーズは増加の一途をたどっています。院外での診療が中心となるため、電子カルテには特別な要件が求められます。
movacal.net/モバカルネット(NTTエレクトロニクステクノ)
モバカルネットは、NTTエレクトロニクステクノが提供するクラウド型電子カルテです。在宅医療に特化した機能、強固なセキュリティ、スムーズな連携が特徴。モバイルからのアクセスや効率的な業務支援で、訪問診療を強力にサポートします。
モバカルネットの主な特徴
- 在宅医療特化:
モバイルからのアクセスで、在宅医療計画書や訪問看護指示書の一括作成、訪問ルート表示など、訪問診療特有の業務を強力に支援。 - 強固なセキュリティとBCP対策:
NTTグループの高セキュリティ技術で、3省2ガイドライン準拠の環境を実現。災害時もデータ復旧体制が整い、安心です。 - 効率的な入力・請求管理:
バイタル一括入力に加え、レセプトソフトや介護請求ソフト連携で、請求・収納業務を効率化。 - 柔軟な機能拡張・移行サポート:
ユーザー要望を反映した機能開発や、他社からのスムーズなデータ移行をサポートします。 - ORCA連動型:
ORCAの導入・運用サポートも行っています。
項目 | 詳細 |
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初期費用 | 200,000円~※税別 |
月額費用 | 50,000円~※税別 |
運営会社 | NTTプレシジョンメディシン株式会社 |
システム形態 | クラウド型 |
導入サポート | オンラインでの導入説明、電話・メールサポート |
周辺システムとの連携・拡張性 | スムーズな情報連携、柔軟な機能拡張 |
レセコン | ORCAと連携 |
homis(メディカルインフォマティクス)
homisは、株式会社メディカルインフォマティクスが提供する訪問・在宅医療に特化したクラウド型電子カルテです。モバイル端末からの操作に最適化されており、インターネット環境がない場所でも入力可能なオフライン機能を搭載。訪問先でのスムーズな診療記録と、リアルタイムの情報連携を実現します。
homisの主な特徴
- 訪問・在宅医療に特化:
訪問先での診療に特化した機能と使いやすさを追求。 - マルチデバイス対応:
スマートフォンやタブレットなど、様々なモバイル端末から利用可能です。 - オフライン入力対応:
インターネット接続がない環境でもカルテ入力ができ、後で自動的に同期されます。 - リアルタイム情報連携:
訪問先で入力した情報がすぐに院内や他医療機関と連携され、多職種連携を円滑にします。 - クラウド型:
サーバー管理不要で、常に最新の機能を利用できます。 - レセコン:
ORCAと連携します。ORCAの導入も可能です。
項目 | 詳細 |
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初期費用 | 200,000円(ORCA導入費別) |
月額費用 | 20,000円~(ORCAサポート料別) |
運営会社 | 株式会社メディカルインフォマティクス |
システム形態 | クラウド型 |
導入サポート | ORCAサーバー構築や外部システム連携、オンラインの導入前レクチャー |
周辺システムとの連携・拡張性 | リアルタイム情報連携 |
マルチデバイス/オフライン入力 | 有り |
セコム OWEL(セコム医療システム)
セコム OWELは、セキュリティ大手であるセコム医療システムが提供する訪問・在宅医療に特化した電子カルテです。セコムグループならではの強固なセキュリティを基盤に、モバイル端末からのアクセスや多職種連携をスムーズにする機能を備えています。
セコム OWELの主な特徴
- 強固なセキュリティ:
訪問先での診療に特化した機能と使いやすさを追求。 - 訪問・在宅医療に最適:
訪問先での診療記録入力や情報参照に特化した機能を提供します。 - マルチデバイス対応:
スマートフォンやタブレットなど、モバイル端末からの利用に対応しています。 - 多職種連携の促進:
関係者間での情報共有を円滑にし、チーム医療をサポートします。 - クラウド型:
サーバー管理不要で、場所を選ばずにアクセス可能です。 - レセコン:
ORCAと連携します。
項目 | 詳細 |
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初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
運営会社 | セコム医療システム株式会社 |
システム形態 | クラウド型 |
導入サポート | 要問い合わせ |
周辺システムとの連携・拡張性 | 多職種連携促進 |
マルチデバイス/オフライン入力 | マルチデバイス対応(オフライン入力については要問合せ) |
自由診療向け電子カルテメーカーのおすすめ・比較
美容医療、自費診療専門クリニックなど、自由診療を主とする医療機関では、保険診療とは異なる独自の業務フローや経営戦略が求められます。電子カルテも、その特性に合わせた機能を持つものが望ましいです。
キレイパスコネクト by GMO(GMOビューティー)
キレイパスコネクト by GMOは、GMOビューティーが提供する美容医療・自由診療に特化した電子カルテです。患者予約管理システム「キレイパス」との連携により、予約からカルテ、会計までを一元管理。CRM機能やマーケティング支援機能も充実しており、集患・増患に貢献します。
キレイパスコネクトの主な特徴
- 美容医療・自由診療に特化:
自由診療特有の業務フローやニーズに対応した機能を豊富に備えています。 - 予約システム連携:
自社の予約管理システム「キレイパス」との連携により、スムーズな患者管理を実現します。 - CRM・マーケティング機能:
患者情報の一元管理、リピート促進、効果測定など、経営戦略に役立つ機能が充実しています。 - クラウド型:
サーバー管理不要で、インターネット環境があればどこからでもアクセス可能です。 - 会計機能搭載:
会計機能が搭載されており、自由診療の会計業務を効率化します。
項目 | 詳細 |
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初期費用 | 0円 |
月額費用 | 40,000円~(スタンダードプラン)※税別 |
運営会社 | GMOビューティー株式会社 |
システム形態 | クラウド型 |
導入サポート | 初期設定、操作習得サポート |
周辺システムとの連携・拡張性 | 予約システム連携、CRM・マーケティング機能 |
CRM・マーケティング機能 | 有り |
medicalforce(メディカルフォース)
medicalforceは、株式会社メディカルフォースが提供する美容医療クリニックに特化した電子カルテ・顧客管理システムです。予約管理、電子カルテ、会計、決済、LINE連携、物販管理など、クリニック運営に必要な機能がオールインワンで提供されます。CRM機能とマーケティング支援機能が非常に充実しており、集患からリピートまでを強力にサポートします。
medicalforceの主な特徴
- 美容医療に特化・オールインワン:
予約、カルテ、会計、決済、LINE連携、物販管理など、美容クリニック運営に必要な機能が一つに集約されています。 - 強力なCRM・マーケティング機能:
顧客管理、リピート促進、キャンペーン管理、分析機能など、集患・増患に直結する機能が充実しています。 - 高い操作性:
直感的なインターフェースで、誰でもスムーズに操作できます。 - クラウド型:
サーバー管理不要で、場所を選ばずに利用可能です。 - 多様な決済対応:
現金、クレジットカード、電子マネー、QR決済など、幅広い決済方法に対応しています。
項目 | 詳細 |
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初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
運営会社 | 株式会社メディカルフォース |
システム形態 | クラウド型 |
導入サポート | 要問い合わせ |
周辺システムとの連携・拡張性 | LINE連携、物販管理 |
CRM・マーケティング機能 | 有り |
まとめ
電子カルテの導入は、クリニックの業務効率化、医療安全の向上、そして患者サービスの質向上に大きく貢献します。数多くの製品の中から最適な一つを選ぶためには、自院のニーズを明確にし、多角的な視点から比較検討すること
が不可欠です。
この記事でご紹介した各製品の特徴や比較ポイントが、あなたのクリニックの電子カルテ導入の成功の一助となれば幸いです。
どのような電子カルテがあなたのクリニックに最もフィットするか、ぜひこの機会にじっくりと検討してみてください。