デジスマ導入事例インタビュー Vol.06 / エムスリーデジカル株式会社

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診察券はスマホだけ。
全世代対応可能な紙ゼロDX成功術

クリニック外観

森田 恭平 先生

森田呼吸器アレルギークリニック 呼吸器内科・アレルギー科
導入前の課題
  • 紙の問診票をスタッフが手作業でPCに打ち込む作業の負担
  • 診察券の作成や印刷コスト、患者さんの紛失問題
導入の決め手
  • 問診をデジタル化し、デジカルに自動取り込みされる連携機能
  • 医療DXの一環として、アプリを診察券として活用
得られた効果
  • 問診票の打ち込み作業の廃止による業務効率化
  • 患者さんの主体的な予約管理により電話対応業務の大幅削減
  • 紙ゼロ運用の実現と全世代での利用定着

■デジスマ導入のきっかけ

─ 貴院の特色を教えてください。

当院は呼吸器・アレルギーを専門としています。特に医療が行き届いていない勤労世代の方々を主なターゲット層とし、日々診療にあたっています。以前勤務していた病院では高齢者の診療が多かったため、より若い世代の患者さんを診たいという思いがありました。


─ デジスマ診療を導入したきっかけは何ですか?

デジスマを選んだ一番の理由は、問診をデジタル化して、問診票の打ち込み作業をなくしたかったからです。以前の勤務先では、紙の問診票をスタッフが手作業でPCに打ち込む必要があり、その手間を省きたいと考えていました。デジスマは問診をアプリで入力してもらい、その内容がデジカルに自動で取り込まれます。その連携が決め手でした。


─ デジスマアプリを診察券として運用されているそうですね?

はい。医療DXにおいては、マイナンバーカードもスマホに搭載できることを見越してアプリを診察券として運用しようと思いました。また、紙の診察券は作成や印刷会社への発注などもあり、そのようなアナログな形式から脱却したいとも考えていました。さらに、若い世代はそもそも診察券を持つ習慣がないと感じており、診察券を失くしたり忘れたりしてしまうという話もよく耳にしましたので、診察券はアプリで良いのではないかと思いました。


■アプリの浸透について

─ アプリを患者様にどのように浸透させていきましたか?

アプリで問診に回答してもらうことで、必然的にアプリをインストールしてもらうことになり、それがアプリの浸透につながったという流れもありますが、当院の取り組みとしては実にシンプルだと思います。主な方法は以下の2点です。

ホームページでの案内:ホームページにデジスマのリンクを貼り付け、アプリが診察券代わりになることを明記しました。最近は高齢の方でもパソコンでホームページを見て来院される方が多いため、事前にアプリの存在を知ってもらえています。

受付スタッフによる声掛け:当院では原則的にアプリを入れて受診することとしています。アプリなしで来院された患者さんには、受付スタッフが「問診をカルテに連携させるため、アプリのインストールをお願いします」と案内し、その場でインストールをサポートしています。混雑時でもこの対応は行っており、高齢の方などスマホの操作に不慣れな方には、スタッフが代わりに操作することもあります。

また、問い合わせの電話があった際にも、原則的にデジスマアプリのインストールとマイナンバーカードが使えることが受診の条件であることを伝えています。このように、一貫してアプリが必要であることを伝えているのは、現場が混乱しないようにするための運用上の工夫でもあります。


─ ご高齢の患者様の反応はいかがでしたか?

「紙の診察券はないのか」と言われることもあり、寂しさを感じている方もいらっしゃいました。しかし、紙の診察券のあり・なしは実際の受診には影響せず、75歳以上の高齢の方でも当院にかかりたいと思ってくださる方は、家族にやってもらったり、自主的にスタッフにアプリの入れ方を教えてもらって、使い方を覚えてくださっています。一度使い方を教えれば、同じことの繰り返しになるので高齢の方でも問題なく利用できています。これはスタッフの協力があってこそ成り立っているところでもあります。


─ スタッフの方の反応はいかがでしたか?

当初からスタッフは前向きに取り組んでくれました。特に、デジスマ導入の最大の目的が「問診のデジタル化」で、スタッフの問診票の打ち込み作業をなくすことだったため、スタッフにとっては大きなメリットだったからです。開業前の研修会では、スタッフ全員でアプリのインストール方法を学び、患者さんに伝える際のナレッジを共有し、協力体制を築いてくれたことも成功の要因ですね。


■アプリ浸透の効果

─ アプリが浸透して貴院にとって良かったことは何ですか?

アプリ利用者が増えたことで、患者さんが主体的に行動してくれるようになったことが一番のメリットです。患者さん自身がアプリで予約の変更やキャンセルができるため、事務員の電話対応の手間が大幅に削減されました。電話で予約の空き状況を確認したり、変更したりするやり取りは無駄だと感じていたので、この機能は非常に助かっています。

スタッフにとっても、問診が自動で入力されたり、患者さんからのメッセージが届くようになったりしたことで業務効率が向上しました。例えば、子宮頸がんワクチンを打ちたいといった要望がメッセージで送られてくることがあり、事前に内容を把握した上で効率的に診察に臨むことができます。患者さんからのメッセージはスタッフが確認し、カルテに転記してくれています。


─ 患者様がアプリを利用することのメリットは何だとお考えですか?

若い世代の患者さんにとって、たくさんの診察券を持つ必要がなく、スマホ一つで完結できる点が大きなメリットです。当院では、マイナンバーカードの読み取りもスマホでできるように準備を進めており、さらに利便性を高めていきたいと考えています。

また、当院の「原則的にはアプリが必須」というスタンスに共感してくれる患者さんが集まることで、診療側と患者さん側の考え方が近くなり、より円滑なコミュニケーションが取れるようになるのもメリットですね。


■メッセージ

─ 最後にひと言いただけますか?

デジスマの導入は、クリニックの運営方針やターゲット層を明確にする良い機会となりました。アプリを浸透させることは、全世代に対応しようとすると難しくなるかもしれません。しかし、ホームページでの丁寧な説明と、受付スタッフによる来院時の確実な案内・サポートがあれば、高齢の方でも十分に利用していただけます。特に新規開業のクリニックであれば、患者さんが徐々に増えていく中で、スタッフも慣れていくことができるため、デジスマは非常に良い選択肢だと思います。デジスマがより多くのクリニックに広がることを願っています。


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